●昔は葉を食べ、今は根をコーヒーに

「フチナ」が「タンポポ」になったのは江戸時代からで、そのきっかけは子供の遊びからきているという説があります。数センチに切ったタンポポの茎の両端に1センチ程の切れ込みをいくつか入れると、その部分が丸まってきます。その両端が丸まった形が「鼓」に似ているのです。そのことからタンポポを「ツヅミグサ(鼓草)」と呼ぶこともあったそうです。つまり「タン、ポ、ポ」というのは鼓を打つ際の擬音を表しているわけです。
タンポポの英名のdandelionはフランス語のdent(歯) de(of) lion(ライオン)からきています。意味は「ライオンの歯」で、葉っぱの形を表しています。上の写真を見ていただければ一目瞭然です。dentは「デンタルクリニック(歯医者)」や「デンターライオン(歯磨き)」でお馴染みだと思います。
写真は「西洋タンポポ」です。外国の「タンポポ」はライオンの葉ですが、日本のものは違います。「西洋タンポポ」は繁殖力が強いので日本のタンポポはいずれ絶滅するかもしれません。
セイヨウタンポポ/キク科/タンポポ属
写真:zassouneko
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雑草の味方